日本では三菱のDGIエンジンから始まる直噴エンジン、今では国内外のメーカーが競って開発しています。 もちろん燃費やパワーが優れているからです。 しかしこのエンジンには大きな問題を抱えています。 それはインテークポート、インテークバルブ裏に堆積するカーボンです。 これは一度堆積すると簡単に取れるものではなく腰上分解での掃除かインテークポートに溶剤を溜め込んで溶かして掻き出す、みたいな方法でないと除去できません。 いろいろ調べてみると、国内では大阪の業者さんがドライアイスで除去する方法を開発されている以外、全くと言っていいほどカーボン除去の情報が入ってきません。 ところが国外に目を向けると欧米の業者さんでは当たり前のように Walnut blast でこのカーボンを除去しています。 ちなみに「Walnut blast」 直訳すると「クルミ爆破」という意味になります。 サンドブラストってご存知でしょうか? これは砂(サンド)の粒を高速で吹き付けてガラスなどに文字やイラストを描いた入りする技法です。 これを砂ではなくクルミの固い殻の粒で行うものが Walnut blast (クルミ ブラスト)です。 先ほど当たり前のように海外ではこの方法、と書きましたが、 実は欧米のBMWディーラーでは専用のブラストマシンを持っていて、それでカーボン除去を行っています。 このブラストマシンは、メーカーの専用工具として部品番号まで持っているんです。 ところがこのマシンを弊社の近くのBMW及びミニのディーラーで問い合わせても、所有すらしていません。 なぜ日本のディーラーではこの作業を行わないのでしょうかね? 不思議ですね。 カーボンの堆積は認識してて、しきりにガソリン添加剤を薦めているのにね?! と言うことならと、実は先日このブラストマシンを導入してしまいました! 国内では手に入らないのでもちろん海外からの輸入です。 でもまだ全てそろったわけではないので、まだ稼働していません ^^; 近々BMWとミニ用のアダアプター(これも純正品)が届きますので、それからの稼働となります。
こんなマシンでこんな感じです。 http://redlinespeedworx.com/valve-cleaning-n54n55-bmw-carbon-blasting-service/ クルミブラストが一般的な技術だということは こちら で検索してみてください!
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